1年の終わりである師走。
文字通り走り回る様な 何かと忙しい時期で御座います。
また、明日22日頃には冬至を迎えます。
凛とした空気の中、暖かな陽の光に満ち足りた気持ちになる冬麗。
早いもので、今年も暮れようとしています。
如何なる1年で御座いましたでしょうか。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて12月中旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
12月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。
除夜の鐘は、大晦日の夜に寺院の梵鐘をつく仏教行事の1つで御座います。
旧年と新年とで「夜を除ける」とされ、除夜の鐘を鳴らすのも 大晦日から新しい年への引継ぎを行う大切な儀式とされております。
多くの寺院では、除夜の鐘が108回つかれています。
では、この「108」という数は・・・
諸説御座いますが、代表的なところで触れてみると致しましょう。
この108は、煩悩の数から来ているとされております。
煩悩とは、「眼:視覚」「耳:聴覚」「鼻:嗅覚」「舌:味覚」「身:触覚」の五感+第六感ともいえる「意:意識」による六根
上記より起こる「好:良い」「悪:悪い」「平:どちらでもない」の3つの感情。
さらに「染:汚れた事)」「浄:清らかな事」の2つの状態。
また、煩悩により人は「過去」「現在」「未来」の三世によって悩みや苦しみが続くと考えられております。
計算をしてみますと・・・
6(眼・耳・鼻・舌・身・意:六根)
×
3(良・悪・平:感情)
×
2(染・浄:状態)
×
3(過去・現在・未来:三世)
=108(煩悩)になるので御座います。
煩悩を祓う為に、同じ数の108回 鐘をつく。
除夜の鐘は『煩悩を1年の終わりに消し、新たな年を迎えたい』との願い。
皆様方にとっても1年に1度だけの格別な祈りの音。
鐘の音を聴きながら1年間の様々な出来事を思い出しながら・・・
感謝や反省、来年こそはといった抱負に思いを馳せてみては如何でしょうか。
冬の寒気が身にしみる頃で御座います。
健やかに良き新年を迎えられます様、心からお祈り申し上げます。