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暦上は秋・・・鳴き移り次第に遠し法師蝉
秋の訪れを感じながらも、まだまだ暑さが厳しい今日この頃
お盆の限られた期間に、ご先祖様への想いを精霊馬に乗せて・・・
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて8月中旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
8月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。
8月にはお盆があり、先祖供養と一緒に施餓鬼法要が営まれております。
では、ここで『施餓鬼せがき』について触れてみると致しましょう。
施餓鬼とは、餓鬼に施しをする事。
仏教の世界には6つの世界=六道が御座います。
亡くなった後に六道の一つである餓鬼道に堕ちて苦しんでいる人たちに、お供え物をしたりお経を唱えたりする事で苦しみを少しでも癒してもらう行事で御座います。
餓鬼道に堕ちるのは、生前に貪る心の持ち主や、卑しい行為をした人であると。
施餓鬼は、常に飢えと渇きに苦しんでいる餓鬼に施しをする事で、生前の功徳になると考えられておりその行いが巡り巡ってご先祖様の極楽浄土への供養につながる・・・とされております。
つまり、施餓鬼を行うことは苦しむ方々を救う施しの心の大切さを知り、ご先祖様への感謝の想いを改めて学べる機会なのではないでしょうか。
もっとも、施餓鬼の解釈などは宗派やお寺の方針によって様々です。
気の持ちようの部分も御座いますので、上手に仏教とのお付き合いして頂けたらと思う次第に御座います。
朝顔の花にも名残惜しさが感じられますが、残りわずかの葉月をどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。