木々を渡る風もさわやかに・・・
新緑が目に鮮やかな季節のみぎり
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて5月初旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
そして本日、5月14日は「母の日」で御座います。
年に1度来る大切なお母さんに日頃の感謝を伝える日。
母の日は、毎年5月の第2日曜日という事は決まっていますが、毎年日付や曜日が変わるため、「母の日って今年はいつだろう?」と。
うっかりしていると「母の日が過ぎていた」なんて事もありえそうです。
ちなみに…2024年5月12日(日)となっておりました。
「母の日」は誰もが知っている行事ですが、母の日を祝う習慣はどのようにして生まれたかご存じでしょうか。
その起源には諸説ありますが、広く知られているのは・・・
「100年ほど前のアメリカで、亡き母を追悼するため、教会で白いカーネーションを配ったのが始まり」というお話です。
1907年、アメリカ人のアンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親を追悼するために、フィラデルフィアの教会で母親を偲ぶ会を開きます。
この時に、アンナは母親が好きだった白いカーネーションを参列者に配りました。
これをきっかけに、母を敬い感謝する日を作ろうという運動がアメリカ全土に広がり、1910年にはウェストバージニア州知事が「5月の第2日曜日を母の日とする」と宣言。
1914年にはアメリカ議会で、正式に母の日が制定されます。
そして、アンナが白いカーネーションを渡したことから、カーネーションが母の日のシンボルとなったのです。
白いカーネーションは「亡くなった母親への花」
赤いカーネーションは「生きている母親への花」
として贈られるようになりました。
日本に母の日が伝わったのは、明治時代の終わりごろとされています。
大正時代に入るとキリスト教関係者の間でカーネーションを配る母の日のイベントがおこなわれるようになりました。
そして、1931年には日本でも母の日が制定されました。
母の日は、長い歴史の中でカーネーションを贈る日と定着していますが、日頃の母の苦労をいたわり母へ感謝を表す日でもあります。
起源を知る事で皆さんの中で母の日への思い入れがより深まり、母の日に対する新しい考え方が生まれていれば幸いです。
母の日を毎年の恒例行事とお決まりごと化せずに、ぜひ一年一年を新鮮な気持ちで母の日をお祝いしてみましょう。
母の日と言えばカーネーションを贈るのが定番ではありますが、大事なことはモノを贈ることではありません。
大事なのはお母さんに気持ちを伝えることです。
感謝の気持ちをお母さんに伝えつつ、ぜひお母さんとの時間を母の日だけでも作ってあげてください。
きっと、一緒に過ごす他愛ない時間も喜ばれるでしょう。
忙しい世の中ではありますが、母の日だけは安息日としてお母さんの隣で過ごす1日にしたいものですね。
はや行く春を惜しむ頃となり、
夏への期待感に胸をふくらませながら・・・
五月晴れの爽やかな日をどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。