輝く太陽がまぶしく、夏の到来を感じさせる季節。
時折の驟雨が涼をもたらす盛夏のみぎり、いかがお過ごしでしょうか。
内田様、アンケートのご返信ありがとうございます。
公益会館 支配人の山本でございます。
『家族の思い出が最後の最後にまた増えました』
この素敵なお言葉が心に残ります。
私が共に過ごさせていただいた数日間…
内田様から故人様への愛情は片時も離れる事なく寄り添っておられました。
思い返せば…6月の上旬に頂いた1本の電話から。
「車好きな主人に愛車の祭壇をつくってあげたい」と。
内田様にお会いしてお話を聞けば聞くほどに、ご要望を叶えたい一心で尽力する以外の選択肢はございませんでした。
大切な方が亡くなる現実には悲しみや寂しさがあるのは承知の上で、それだけではない「なにか」も感じられるのではと思っております。
故人様との思い出を振り返れば、その時々の情景が浮かぶこともあるでしょう。
最後の最後に思い出が増えたと思えること自体が何とも素敵で、内田様らしさに思わず頬が緩みます。
幾度かのお打ち合わせで不謹慎だと思われるかも知れませんが、私自身も楽しくお話させて頂いたこと、面白おかしく過ごした時間は一つの良き思い出となっております。
お別れ会の一幕では、長時間にわたり途切れることのないご参列の方々。
たくさんの方々にも関わらず、お一人お一人に丁寧なご対応を本当にお疲れ様でございました。
内田様を中心としたご家族様にご参列の皆様方の想いがたくさんつまった あたたかな お別れ会でございました。
そして、最後は白い胡蝶蘭と白い百合のみで告別。
白百合は「純粋・無垢」といった花言葉をもっております。
百合の花には内田様夫妻にとっては思い入れのあるお花であるとうかがいました。
「パパのそばにいる事が幸せ」
内田様が書かれたメッセージにあった一文です。
このメッセージ性も百合への思い入れに重なる部分はあるのではないでしょうか。
ご家族様が故人様へ花を手向け、お声をかけておられるお姿…
明るくも快然たる内田様を見てきたからこそ思わず私の瞼が熱くなり、自身の目を瞑る事で精一杯でございました。
お花で創作した愛車が見守るなか、内田家様の皆様方が創り出す特別な空間。
目には見えない想いの部分は十人十色、妻として、娘として等、一緒に過ごした家族だからこそ想う、ご家族様の想いが込められた葬送の形。
内田様から『私達がしたかった葬儀を叶えてくれました』とのお言葉に安堵の気持ちでいっぱいです。
そして…内田家様のご葬儀に携われた事、心よりお礼申し上げます。
此度のお付き合いの中で、内田様からの多岐にわたるお気遣いに感謝しかございません。
あらためまして、忌明け法要の際には内田様の明るい笑顔でお話が出来ます事を楽しみにお待ちしております。
また、お困り事等ございましたら気軽にご相談ください。
いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫っております。
お風邪などで体調を崩しませぬよう御身お厭い下さいませ。
最後まで本当にお世話になりました。