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妙安寺:御朱印(11月)

2023/11/11

冬の息吹を感じる今日この頃。

気がつけば日脚もめっきり短くなり、木々の葉も見事に色づく季節で御座います。

本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております

西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。

此度は日頃のご挨拶に併せて11月初旬にお願いをしておりました

御朱印を頂戴しに参りました。

『薬師瑠璃光如来』

11月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。

薬師瑠璃光如来やくしるりこうにょらいとは、薬師如来の事でございます。

また医王善逝、大医王仏とも呼ばれるとか。

薬師は文字通り「医薬の先生」という意味で、病気を治す功徳のある仏様として端的に表しておられます。

薬師如来は「東方浄瑠璃教主薬師瑠璃光如来」が正しい名称です。

直訳すれば「東の方向へ、十劫(ガンジス川の砂の数の十倍)というたくさんの仏国土を通り過ぎたところに浄瑠璃という世界があり、そこの教主が薬師如来である」というのです。

「東方」というのは、太陽が東から昇る、つまり私たちが生きている世界。

ちなみに「西方」は、日が沈む、つまり死後の世界を表します。

ガンジス川の砂の数の十倍というのは、教えが深遠であるという意味があり決して場所が遠方というわけではありません。

瑠璃(るり)とは、深い青色の宝石(ラピスラズリ)です。

昔は仏の功徳を様々な宝石に譬え、薬師如来=瑠璃。

ゆえに浄瑠璃世界、瑠璃光如来と表現されているのです。

薬師如来は、修行時代に「十二の大願」を発しました。

将来 自分が悟りを得たときには、すべての人々を迷いや苦しみの闇から救い、真の悟りに導きたいという誓いを立てられました。

( 1)光明普照 … 自らの光で三千世界を照らし、あまねく衆生を悟りに導きたい。

( 2)随意成弁 … 仏教七宝の一つである瑠璃の光を通じて仏性を目覚めさせたい。

( 3)施無尽仏 … 仏性を持つ者たちが悟りを得るために欲する、あらゆる物品を施したい。

( 4)安心大乗 … 世の外道を正し、衆生を仏道へと導きたい。

( 5)具戒清浄 … 戒律を破ってしまった者をも戒律を守れるよう援けたい。

( 6)諸根具足 … 生まれつきの障碍・病気・身体的苦痛を癒やしたい。

( 7)除病安楽 … 困窮や苦悩を除き払えるよう援けたい。

( 8)転女得仏 … 立場の弱い女性が成仏するように援けたい。

( 9)安心正見 … 一切の精神的苦痛や煩悩を浄化できるよう援けたい。

(10)苦悩解脱 … 重圧に苦しむ衆生が解き放たれるべく援けたい。

(11)飲食安楽 … 著しい餓えと渇きに晒された衆生の苦しみを取り除きたい。

(12)美衣満足 … 困窮して寒さや虫刺されに悩まされる衆生に衣類を施したい。

特に第6、第7の大願は、「病を除き、身心を安楽せしめん」という薬師如来の特徴がもっともよく表われているのではないでしょうか。

薬師如来は仏教が日本に伝えられた最も初期から信仰されている仏様です。

そして、病気を平癒し身心の健康を守ってくださる現世利益の仏様として、日本中に信仰されております。

「どうにも気持ちが落ち着かない…」と思ったときは お薬師さんを巡ってみても良いかもしれませんね。

冷気強まる晩秋に初霜の便りが届く頃でもございます。

どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

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