天高く馬肥ゆる秋たけなわの今日この頃。
晴れやかな秋空が広がる季節となり、秋の装いが目につくようになりました。
昼夜の寒暖差から肌寒くなり、秋の気配を感じる季節で御座います。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて10月初旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
10月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。
暦の上では寒露〜霜降、まさに秋の深まりを感じる時期で御座います。
そして、秋の行楽シーズンになると「紅葉狩り!」と気合いを入れる方も多いのではないでしょうか。
紅葉狩りとは、紅葉(こうよう)を見物する秋の行楽ですね。
紅葉狩りの「狩り」は、もともと獣を捕まえるという意味で使われておりましたが、やがて小動物や鳥を捕まえる意味に広がり、果物などを採る意味にも使われるようになりました。
さらに、草花を鑑賞するという意味にも使われ、「紅葉狩り」と呼ぶようになりました。
もともと平安時代の貴族の間で始まり、紅葉を見物しながら宴を開き、その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合」が流行したそうです。
その後、江戸時代から庶民にも広がり、季節行事として定着していきました。
紅葉は他の国でも見られますが、とりわけ日本の紅葉が美しいといわれております。
それは…日本の気候風土の成せる技。
日本は国土のおよそ3分の2が森林です。
様々な落葉樹に寒暖の差も結構あることから、至るところで美しい紅葉を楽しむことができるのです。
明け方の最低気温が6度~7度位になると紅葉が始まり、およそ20日後あたりで見頃を迎えます。
近年はインターネット・SNSなどの発達により、全国各地の紅葉スポットの情報が簡単に入手できるため、9月~11月の紅葉シーズンには多くの人が紅葉狩りを楽しむ様子がニュースなどでも大きく報じられています。
なんといっても紅葉狩りは秋のビッグイベントのひとつです。
ですが、意外とその歴史までは知らないという方は多いのかもしれません。
もちろん深い意味を知らなくても、紅葉を楽しむことはできますが、多少の知識を蓄えておくと紅葉狩りに対する意識や見方などにも変化が現れ、さらに充実した紅葉狩りを満喫できるのではないでしょうか。
紅葉狩りは少なくとも1200年以上前から存在します。
私たち日本人がこれからも後世に残していかなければならない行事ともいえるでしょう。
今年の秋は予定がないという方は、真っ赤に染まる紅葉を楽しんでみてはどうでしょうか。
日本の紅葉は「世界一美しい」と表現する方も多いため、最高の秋を過ごせること間違いなしです。
色彩あふれる紅葉の美しさに心弾む神無月を、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。