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妙安寺:御朱印(8月)

2023/08/14

暦の上では夏も終盤を迎えますが…

立秋とは名のみの厳しい残暑が続いております。

一日も早い涼風そよぐ日の到来が待ち望まれます。

炎暑酷暑のみぎり、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております

西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。

此度は日頃のご挨拶に併せて8月初旬にお願いをしておりました

御朱印を頂戴しに参りました。

『お墓参り

お盆とは…毎年夏に現世に帰ってくるご先祖様の魂を自宅に迎え、供養をする伝統行事です。

海外にも供養の行事はあるかとは思いますが、お盆は仏教と神道の考えが融合した日本特有の行事です。

日程は地域によって異なりますが、一般的には8月13日~8月16日に行われるパターンです。

一般的なお盆のお墓参りの日程として…

お盆初日(迎え盆・お盆の入り)  8月13日

お盆最終日(送り盆・お盆明け)  8月16日

ご先祖様をお迎えするお盆初日と、お見送りするお盆最終日にお墓参りに行かれる方が多いのではないでしょうか。

お盆にお墓参りをする理由とは?

お盆期間中はご先祖様は現世に戻ってきていると言われれているのに、なぜお墓参りに行くのでしょう。

そもそもお墓にご先祖様はいるのでしょうか?

また、お盆にお墓参りに行く理由って何でしょうか?

その答えとしては、お盆のお墓参りはご先祖様に手を合わせに行くだけではなく、「行くことに意味がある」と言うことです。

宗派によって思想は様々なのですが、仏教では人間は死後、肉体は滅んでも魂は残ると言われています。

魂は「天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界」の六道のいずれかに生まれ変わり、このどれかをサイクル的に繰り返すと言われています。

この六道のサイクルのことを「輪廻(りんね)」と言って、輪廻から外れて生まれ変わることがなくなり、常に安らかになることを「解脱(げだつ)」と言います。

解脱すると成仏することができて、極楽浄土に行けると言われています。

現世での行いと結果によって輪廻のいづれかに赴かされ、解脱すれば極楽浄土に行けると言われているのです。

だから、ご先祖様は肉体が亡くなってもお墓にじっとしていることができず、現世やあの世を行ったり来たりしていると言われています。

一方では、ご先祖様は私たち一人一人の心の中に宿るもので、現世とあの世を別々に考えると言う考え方もあり、実際にはご先祖様がどこにいるかについては明確にされてはおらず、それぞれの考え方に委ねられているようです。

お盆にお墓参りに行く理由についても地域や宗派によって様々な考え方があって、輪廻に対する思想が強い地域では、お参りに行くことで先祖が極楽浄土へ行きやすくなると考えられていたり、仏様に手を合わせることで、自分が亡くなったときにも極楽浄土へ行けると考えられているようです。

ご先祖様の居所とお墓をお参りに行く理由については様々な考え方があります。

ですが、お盆期間中のお墓参りで最も大切なのは…

ご先祖様を敬う気持ちと、暑い夏だからこそ茂った草をスッキリとさせて、冷たい水をかけてあげたいと言う気持ちです。

お盆休みには、綺麗な花や好きだったお菓子などをお供えして、ご先祖様に感謝の気持ちや家族の健康をお祈りしてきてはいかがでしょう。

行く夏を惜しみ・・・

青紅葉や朝顔などを眺めながら・・・

黄昏時の風の涼しさに、秋の足音を感じてみたらいかがでしょう。

どうぞお健やかに処暑をお過ごしくださいませ。

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