桃の花や沈丁花が咲き、散歩をするのも楽しい早春の時期でございます。
一雨ごとに、一層春めいてくる事でしょう。
麗らかな陽光の中に春を感じ始める季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて3月初旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
二十四節気が、「雨水(うすい)」から「啓蟄(けいちつ)」へと変わり・・・
この頃になると、大地も暖まり、春の陽気に誘われて、冬ごもりしていた土中の虫たちが動き始めます。
「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりしている虫という意味ですが、目を覚ますのは虫だけではありません。
ひと雨ごとに気温が上がり、野花や山菜も土から顔をのぞかせます。
3月20日頃から二十四節気は、昼夜の長さが同じになる「春分」へと変わり、いよいよ本格的な春の到来です。
四季で考えると季節の変わり目である啓蟄は、体調もそうですが、新年度が近づき環境の変化を感じるなど心の調子も乱れやすい時期です。
ぼんやりしたり、気力がわかないといった不調が聞こえてくる事も。
啓蟄のころにそうした不調を感じたら、少し早く寝る、湯船に浸かって温まるなど、いつもより休息する意識をしてみてもよいのではないでしょうか。
ときに雨が、どこか憂鬱な気分を運んでくる日もあるかもしれません。
けれども、雨が降るたびに日差しは暖かくなり、一歩づつ春に近づきます。
小さな生き物や植物にとっては、この雨が成長を促す恵みの雨となり。
静かな春の雨の日には、心を落ち着かせ、これまでのことに向き合い、これからのことを夢見ましょう。
暖かい日差しに、新しい花を咲かせる為に・・・
虫や動物たちが生き生きと活動しはじめる弥生を、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。