春のはじまりに節目を迎えております。
梅がほころび、鶯の鳴く頃でも御座います。
節分も終わり、コロナ渦中でお仕事にも影響があるかと存じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて2月初旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
本日、2月15日はお釈迦さまのご命日で御座います。
命日=入滅された日とされ、多くのお寺で涅槃会(ねはんえ)法要が営まれる事でしょう。
入滅とは、仏教において悟りをひらかれた方が亡くなることを指します。
涅槃会では、お釈迦様の入滅(命日)が描かれた「涅槃図」を開き、涅槃(肉体をなくすとともに悟りの境地)に入ったお釈迦様を偲ぶ法要とされております。
涅槃会法要は、2月の仏事にて 花まつりや成道会と並ぶ、仏教の三大行事の一つでもあります。
4月8日:花まつり『お釈迦様が誕生した日』
12月8日:成道会『お釈迦様が悟りをひらいた日』
2月15日:涅槃会『お釈迦様が亡くなられた日』
それぞれの日に仏教の年中行事が営まれております。
お釈迦様は入滅の際、沙羅双樹の木の下で、頭を北にして西を向き、右脇を下にして臥したお姿で、その周囲で弟子や菩薩、多くの鳥・獣・虫たちが嘆き悲しむ様子が、釈迦涅槃図として伝えられています。
涅槃会では、普段公開されることがない涅槃図も公開されるため、貴重な仏教美術に親しんでみても良いのでは無いでしょうか。
500年以上もの歴史を持つ節分の豆まきは自宅で気軽にできる厄除けです。
元気な掛け声とともに豆をまいて邪気を家から追い出し、終わったあとは豆を食べながら1年の無病息災をを願います。
厄を払い新年の幸せを願う行事が日本各地で行われ、現在も大切にされています。
日本の行事は、古来からずっと続いています。
幸せを願うとは・・・何だか素敵な事ですね。
『節分』は、皆様の暮らしに融け込んだ 身近な季節行事といえるのではと思った次第に御座います。
日差しに春の訪れを感じ、少しづつ日脚も伸びてくる事でしょう。
向春といえども朝夕の寒さ残る如月をどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。