澄空が清々しくも落ち葉が舞い、虫や動物たちが冬眠に入るこの頃。
冬の始まりとされる 立冬 を過ぎ、暖かな小春日和と寒い日を繰り返しながら寒さが深まってまいります。
菊薫る季節に冬の訪れを感じさせます。
本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております
西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。
此度は日頃のご挨拶に併せて11月初旬にお願いをしておりました
御朱印を頂戴しに参りました。
11月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。
今月より新たに『十二神将』シリーズを展開されるとの事で御座います。
『十二神将』とは・・・ 『毘羯羅』とは・・・
では、十二神将について触れてみると致しましょう。
十二神将とは薬師如来を信仰する者を守護する十二尊の仏尊、あるいは薬師如来の分身とされる十二の大将です。
薬師如来の十二の大願に応じて、それぞれが昼夜の十二の時、十二の月、または十二の方角を守るとされております。
いずれも甲冑に身を固め、忿怒相を示し、手には武器武具を持ち威圧的な姿態で表現されております。
宮毘羅 (くびら) 亥神
伐折羅 (ばさら) 戌神
迷企羅 (めきら) 酉神
安底羅 (あんてら) 申神
頞儞羅 (あんにら) 未神
珊底羅 (さんてら) 午神
因達 (陀) 羅 (いんだら) 巳神
波夷羅 (はいら) 辰神
摩虎羅 (まこら) 卯神
真達羅 (しんだら) 寅神
招杜羅 (しゃとら) 丑神
毘羯羅 (びから) 子神
12という数字は、薬師如来が人々を救う為に立てた12の誓いに対応したものです。
またアジア地域では、古くから時間や方角を12に区分し、それぞれに12種類の動物を当てはめる風習がありました。
現代に生きる私たちにも、十二支は馴染み深いものではないでしょうか。
この十二支が薬師如来の守護神にも割り振られております。
何時どの方向にも、彼らがガードマンとなり目を光らせているのですね。
十二神将は薬師如来のご誓願分身とされますので、拝む事でご利益に与るのも良いのではと思った次第に御座います。
暮秋とはいえ心地よい秋晴れの日が続いております。
秋が深まり冬に移ろう霜月をどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。