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妙安寺:御朱印(10月)

2021/10/20

心地よい秋風が吹き抜ける秋天の今日この頃

早いもので今年も衣替えの季節となり、秋の装いが目につくようになりました。

昼夜の寒暖差がある時節柄、肌寒くなり、秋の気配を感じる季節で御座います。

本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております

西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。

此度は日頃のご挨拶に併せて10月初旬にお願いをしておりました

御朱印を頂戴しに参りました。

『食欲の秋』

10月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。

暦の上では白露〜寒露の間の期間は仲秋とされ、まさに秋の真っ只中で御座います。

芸術の秋、睡眠の秋など・・・

春夏秋冬四季のなかで「◯◯の」というフレーズが付くのは秋だけです。

『食欲の秋』の由来について紐解いていきたいと思います。

食欲の秋の由来については、諸説あります。

栗やさつまいも、梨、ぶどう、それから私達の主食となる米など、多くの食材が旬を迎える秋はいつもより食欲が増す、という考えから「食欲の秋」と呼ばれるようになったとの事で御座います。

やがて、それが世の中に広まり人々の間に浸透し今日に至っております。

今でこそ温室栽培は、当たり前ですが、昔は雨の日も夏の暑い日も、耕された畑で農作物を栽培していました。そして、そのときに採れた食材はその時期の内に美味しく食べるという習慣が根底にあったのでは無いでしょうか。

季節の野菜を採れたてのうちに味わうという、昔の人たちの考えが由来として定着したのかもしれません。

秋の好時節を指す言葉に『天高く馬肥ゆる秋』

由来となった言葉は古代中国の言葉で、北方の騎馬民族が、秋になると肥えて逞しくなった馬に乗って略奪に現れることから、気を付けるようにという「警戒警告」ですが・・・

「天高く」は空気が澄み渡り高く感じられる秋空のこと、「馬肥ゆる」は馬も食欲が増して肥えるような収穫の季節のことで、日本解釈では秋の素晴らしさを表現しているのです。

1年で最も暮らしやすい時期とされ「食欲の秋」「実りの秋」でもありますので、美味しいものを次から次へと食べているうちに、気がついたら「肥ゆる」にならぬよう警戒しながらも少しは「運動の秋」で解消しておきたいところですね。

色彩あふれる紅葉の美しさに心弾む神無月を、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

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