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妙安寺:御朱印(6月)

2021/06/27

雨に映える美しい紫陽花に心安らぎの風情感じる今日この頃・・・

小さな花が寄り集まるようにして円形を作る姿

濡れた赤色・青色・紫色の美しさが、今も昔も人の心を掴みます。

本日は弊社の提携寺院でもあり、日頃からお世話になっております

西尾市上永良町の妙安寺さんに伺わせて頂きました。

此度は日頃のご挨拶に併せて6月19日にお願いをしておりました

御朱印を頂戴しに参りました。

『無常』

6月の御朱印は上記デザインを選ばせて頂きました。

紫陽花の花言葉には、「移り気」「無常」

悪い意味として伝えられている言葉なのかもしれません。

移り気は本当に悪い意味だけなのでしょうか。

仏教には三法印 ・諸行無常・諸法無我・涅槃寂静

その一つに「諸行無常(しょぎょうむじょう)」という教えが御座います。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」中学校で習う平家物語の冒頭ですが・・・

「沙羅双樹〜」「盛者必衰〜」と物語は世の移ろいを著しております。

そもそも人という生き物に限らず、世の中は常に揺れ動いているものです。

結果として不誠実となる「移り気」は慎むべきですが、「移り気」という特性や概念そのものは、決して悪くないのでは無いでしょうか。

その時々の状況や環境、関係性によって、それこそ移り変わるものです。

更に極端な事を申し上げますと、刹那の後の瞬間さえ、人は変わることがあります。

これぞまさに「諸行無常」

紫陽花の花言葉としてあるだけで、良い意味or悪い意味は捉え方次第、

そしてその捉え方さえも「無常」なるものでは無いでしょうか。

花言葉と接してみる事での仏教の知恵を拝借した次第に御座います。

梅雨の晴れ間に夏らしき水無月を、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

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